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堺市堺区30代防水職人さんの腰痛

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10年以上の腰痛があってここ1年くらいキツくなってきた職人さん。

仕事は中腰、前かがみ姿勢で作業することがほとんどで痛みがひどいときはマッサージに行く。その頻度は月2~3回。その時は気持ちよく楽だが仕事をしたら一緒だったようです。中腰で作業して起き上がるときに腰が伸びにくい。それがくり返されると痛くて伸ばせなくなる。腰が引けた感じで固まったようになる。座っていて立つときにグキッとなりそうで痛みが取れなくなってくる。

という感じを繰り返してきてここ1年くらいは痛みのレベルが強くなってきたのとそのサイクルが短くなってきたので「これではあかんな!」と思って受診されました。

家では座椅子生活でいつも背もたれによりかかってTVを見たりしてすごしていることが多いようです。それが楽な姿勢になってしまっている。

椅子でも床でもそうなんですが、写真のような座りクセがあると尾骨辺りに体重が載って上半身の重みが股関節より後ろにきています。これだと腰に悪いことだらけ。

本来は背骨と筋肉の両方で支えることで必要最小限の筋力で済むし骨にも負担はないんですが、股関節の位置より上半身の位置が後ろにズレてる姿勢だと背骨の支えが利かなくて筋肉だけで支えている状態になってしまいます。

背中、腰の筋肉は力の発揮しにくい伸ばされた状態で体を支えるために力を入っぱなしにしていますから過緊張で固まりやすくなっています。固まると次にうまく収縮できなくなり、腰では伸びない、伸ばそうとすると痛い!という流れができあがってしまいます。

おしりより後ろのある上半身の重心をおしりの延長上にもってくることで、骨、筋肉の両方で支えることが出来ます。筋肉、骨への負担を減らすためにまず普段の座り方の工夫と見直しが必要だということをお伝えしました。


立った姿勢は、骨盤が後傾して猫背でした。普段の仕事や家での姿勢がそのまんま固定されている状態です。これでは背中と腰の筋肉がしっかり動かせない(動かない)ので、血流が悪く筋肉に溜まったいらないものを出したり、必要な酸素、栄養を取り入れられない。常に特定の部位に負担がかかっているアンバランスな姿勢がベースとなってしまっています。

だから、弱くなってる筋肉を鍛えて頑張りすぎて固くなっている筋肉をストレッチして骨盤と胸郭バランスを改善する必要があります。

何をするの?

骨盤をしっかり引き上げて安定させることが必要なので多裂筋、内転筋の強化。

そして、頑張りすぎているハムストリングスのストレッチ


座るときは、坐骨と恥骨で座る感覚を身につけていってほしいです。そうすることで、自然と骨盤、背骨が立って負担が最小限にできます。中腰時の作業では、おしりを突き出して殿筋でカラダを支えて腰で支えないようにしていくことも覚えていくことで同じ作業でも筋肉の働きを変えていけるようになってほしいです。

また、こういう姿勢が楽に感じて習慣になっていると背骨、椎間板は後ろにたわむ力がしょっちゅうかかってしまっているということなんで、ヘルニアなど骨格変性がある人は進行度合いを早めるだけですから今すぐそのクセ見直しましょう!

受診していただいたことで自分の体の状態を知ってもらってしっかり腰痛を方向転換してほしいと思います。

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